NYの増尾好秋から
さよなら The Studio (2008/1/10記)
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みなさん明けましておめでとう。今年もよろしく。 年末からペンシルバニアの田舎に帰って来ています。こちらは30日の夜に20cm位、それに大晦日の夜にも10cm位 雪が降ったのですっかり雪国になってしまいましたが今日(1月8日)は記録破りの暖かさだったので雪がほとんど全部溶けてしまいました。
皆さん気になっていると思いますが Sunshine Ave レーベルはもうすぐ出来ますから、もうちょっとだけ待って下さいね。

僕はこの所ずっと忙しい日々です。実は今、田舎の家にレコーディングスタジオを建築しているんですよ。いろいろあって工事の始まる予定が遅くなってしまったので冬の厳しい天候の中やっているんです。僕も出来る事はヘルプしたいので毎日みんなと一緒にドロまみれになって働いているんですよ。体中痛いけれど楽しいよ。力仕事をしているともっと元気になるんだね。こちらはお正月が無いので2日からさっそく又工事が始まっています。難関だった基礎も終り床も出来たので今日は壁を作っていました。何かと大変だけれどエキサイティングで元気いっぱいの New Year です。

今日は工事現場の外で温かい太陽に当たりながら考えていたんです。人間には生きて行くのに夢とか希望とか将来に向かっての目標がとっても大切なんですね。それが有ると毎日がもっともっと充実して楽しく前向きに生きて行けるんですね。 今こちらアメリカは大統領予備選でものすごく盛り上がっています。というのは Democrat も Republican も全く予期しなかった新人が人々の票を集めて勝ってしまったからなんです。特に Democrat の方が面白くて、問題なく勝つと思われていた Hillary Clinton が無名の Barack Obama と大接戦になっているんです。彼はまだ 40 代の黒人。彼が打ち出しているフレッシュな考えと方針に人々が共感しているのですね。まさに夢とか、希望とか将来に向かってのポジティブなエネルギーを感じさせてくれるんです。今までみたいなプロフェショナル政治家にみんなが失望しているからなんですね。もし彼の様な人が大統領になれるとしたらアメリカは本当にすごい国だと思います。
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